2018年2月27日火曜日

春来たる

聳え立つ鉄のオブジェに人の知恵加わり近く劇場となる

小屋建ちて芸濃い町に春来たるジンタ軽やか弥生朔日(ついたち)

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トンネルを抜けると新宮「神の国」山に松明百火繚乱

荒縄を白装束の腹に巻き火の粉散らして「お父(とう)の祭り」

上(のぼ)り子が掲げる焔を待ちわびる婦女子の眼(まなこ)闇にきらきら

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フェイクだと「朝日」罵るその舌で捏造答弁 馬脚現す

ハナ肇「馬鹿まるだし」は笑えたが宰相夫人の「それ」は笑えぬ

損得で忖度する人数多(あまた)おり品格下劣の国になりけり

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「チョメチョメ」と悪ぶり世間を煙に巻き「白馬童子」は叛骨生きた

若き日の性愛いつも始まりは力いっぱい我シャツ脱いだ

脱ぎ捨てたシャツふわふわと宙を舞いキミの下着と重なり合った

年の瀬の歌 2018

「ちょっとだけ」友は私に後悔と思い出残し黄泉に向かった       ★「月蝕歌劇団」主宰 高取英逝去 寺山の劇魂(こころ)を身体に沁み込ませ過激に疾走(はし)り劇魔昇天 博識の劇王描く幻惑の史劇いつしか詩劇になりき 知行するときの心得花房に 死してその名の...