六月の驟雨の論理閉じ閉ざされて鋭角三角下辺の遊離
時計かっちかっち下駄かったかったと徒に閉ざされた六月の街に七曜刻む
★ ★
半世紀前の六月「反措定」メット被りし我 今も「叛」
燦燦と光り輝く早月(さつき)の真昼 寺山修司死出の旅路へ
新緑の季節に詩人完全な死体となりて世界の果てに
この世からこぼれて行(ゆ)かば我もまた穢土から浄土 五月吉日
ヘタウマに詠う歌人の味付けは旨みベースで渋みたっぷり
背に墓を背負い都で望郷の「ふるさとお化け」よ 背筋伸ばせば
六月の驟雨の論理閉じ閉ざされて鋭角三角下辺の遊離
時計かっちかっち下駄かったかったと徒に閉ざされた六月の街に七曜刻む
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半世紀前の六月「反措定」メット被りし我 今も「叛」
燦燦と光り輝く早月(さつき)の真昼 寺山修司死出の旅路へ
新緑の季節に詩人完全な死体となりて世界の果てに
この世からこぼれて行(ゆ)かば我もまた穢土から浄土 五月吉日
ヘタウマに詠う歌人の味付けは旨みベースで渋みたっぷり
背に墓を背負い都で望郷の「ふるさとお化け」よ 背筋伸ばせば
「ちょっとだけ」友は私に後悔と思い出残し黄泉に向かった ★「月蝕歌劇団」主宰 高取英逝去 寺山の劇魂(こころ)を身体に沁み込ませ過激に疾走(はし)り劇魔昇天 博識の劇王描く幻惑の史劇いつしか詩劇になりき 知行するときの心得花房に 死してその名の...